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築44年のスーパーウォール工法の一棟まるごと断熱リフォーム:芦別市

2024.05.28

こんにちは。
青く澄んだ空に広がる白い雲。
初夏の訪れを感じる季節になってきました。

さて、前回までのブログでスーパーウォール工法のおうちの施工の様子をご紹介いたしました。

 前回ブログ:【気密測定と計画換気システム】ガレージのある家:遠別町

気密測定の結果、高気密住宅の目安であるC値が0.22となり、スーパーウォールの基準を無事クリアしました。(断熱性能を表すUA値は0.2で、現在国土交通省が定めている等級の最高ランク)

そして、今回は弊社初となる「スーパーウォール工法の一棟まるごと断熱リフォーム」の現場をご紹介させていただきます。

現場は、芦別市にある築44年の2階建てのおうちになります。

なぜ一棟まるごと断熱リフォームなの?

一棟まるごと断熱リフォームとはその名の通り、一棟まるごと断熱改修をすることです。
高性能の断熱材で壁・天井・床をしっかり覆い、高断熱の窓や玄関ドアに交換することで、今あるお住まいを高性能住宅化することができます。

日本の家は、全体の90%が現行の省エネ基準を満たしていないと言われています。
それは、住んでいる方の多くが断熱性能の足りていない家で、寒さ・暑さを我慢しながら過ごしていることになります。

また、住まいの困りごとでよく聞くのは、「光熱費が高い」「結露やカビ・ダニが心配」「寒さ・暑さ」です。
しかし、リフォームを検討する段階になると「キッチン」「トイレ」「浴室」などの古さや汚れ、使い勝手と言ったところが困りごとの上位になり、断熱面のことは忘れられてしまう傾向があります。
せっかくリフォームをするのですから、後悔しないように、断熱リフォームをしっかり行うことが大切になります。

断熱リフォームの詳細は過去のブログでもご紹介しております。
是非ご覧ください。

施工前

▼2階バルコニー

2階バルコニーの施工前の様子です。
既存の手すりは塗装による修繕を行う予定です。

▼室内



施工前の室内の様子です。
水回りや建具の交換、そして玄関ドアやサッシを断熱仕様に変えていきます。

解体作業


外壁の解体作業です。
周りへの飛散を防ぐためシートをかけて進めます。


和室は畳を撤去、全ての部屋の床材をきれい取り除きました。


雨風を防ぐ透湿防水シートが張られました。


解体中に柱の腐食部を確認しました。
ここは後ほど取り替え・補強作業を行っていきます。

施工の様子


既存の躯体を活用しながら、必要な部分はまぐさや管柱など取り替え・補強を行いました。

この後、見学会も兼ねたリフォーム相談会を実施いたしましたので、次回はその様子をお伝えしたいと思います。

「スーパーウォール工法」新築とリフォームの違いは?

今回は「スーパーウォール工法の一棟まるごと断熱リフォーム」をご紹介いたしましたが、そもそも、「スーパーウォール工法」で新築を建てた場合とどう違うのか?ということをそれぞれのメリット・デメリットでご説明させていただきます。

新築
メリット:自由な間取りを作ることができる。
デメリット:全て一から作るため、ある程度の費用がかかる。

スーパーウォール工法の一棟まるごと断熱リフォーム
メリット:既存の基礎・躯体などを活かせるので新築と比べ数百万単位で費用をおさえるつつ新築同様の家ができる。
デメリット:完全に自由な間取りにはならないこともある。

費用面と間取りの自由度が大きく違うことが分かりますね。

しかし、いずれもスーパーウォール工法の要となる下記の点は同じです。

・気密測定を行い気密性能を把握
・ウレタンパネル35年無結露保証
・引き渡し時の性能報告書の発行

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
断熱リフォームをご検討の方、スーパーウォール工法にご興味を持っていただいた方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。
また、補助金を使ったお得なリフォームもご提案させていただきます!